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転売が出来るのも一種の才能

 

 

最近(と言うか前から)転売屋がちょくちょく世間を騒がせていますね。前には確かテレビにも出演して視聴者の怒りを買っていたかと思います。ただこんなことを書くと怒る方もいるかと思いますが、自分的には善悪は別として、転売で稼ぐことが出来るのも一種の才能に違いは無いよなと思っています。何故そんなことを思うのかと言うと自分にはその才能が無いからです。

 

転売で稼げると言うことは単純に「高く売れる商品」を見極められると言うことだと思います。「あいつらは買い占めて値をつり上げてるんだ」と怒っている方もおられるようですが、かといって何でもかんでも買い占めてれば値段が上がり儲けられるわけではありません。例えばその辺にあるどこでも売っているようなマンガを買い占めようとしても無理ですし、儲からないでしょう。つまりは転売を生業として行っている人たちは、何が上がるか、何を買えば儲かるか嗅ぎ分けられる嗅覚と知識があると言うことです。そう言う感覚は自分には無いので、やはりそれが分かるのはある種の才能ではあるよなと思うわけです。

 

そして転売を行うにはある種の行動力も必要です。転売をするには商品を仕入れなければならない訳ですが、誰でも手に入れられる品なら値が上がるはずもないので、品物を手に入れるために彼らはそれなりの努力をしているはずです。それこそ目当ての物を買うために朝早くから並んだり、自営業者でも無いのに(自営業者なのか?)バイトを雇い人海戦術で商品を買い集めたり、日がな1日店を渡り歩いたり、自分には想像も出来ない努力をしているのでしょう。だからこそ商品を安く手に入れられるわけだし、転売も可能になるわけです。もしこれを副業として本業の片手間にやっているとしたらかなりの労働だと思います。自分ならとてもやる気にはなりません。つまりはそれが出来るというのも一種の才能だよなと思うわけです。

 

ちなみに私は転売屋の方々が一般的にどれだけの収入を得ているのか知らないのですが、おそらく私の年収以上稼いでいる人もいるのではないかと思っています。そう言った意味では素直に羨ましいと思います。人間関係に煩わされる事無く稼げるのはストレスが少なそうですからね。

 

 ちなみにこんな記事を書いたことから分かるように、私は転売屋が出没するのはしょうが無いことだと思っております。実際自分の買い損ねた物が、直後にすぐ定価以上になったこともあるので、私自身も被害を受けたことがあると言えばあると言えるかと思います(と言っても転売が原因かどうかは分かりませんが)。ただ数が少ない人気の品物の値段が上がっていくのは必然だと思ってますし、買い損ねたのは自分の至らなさ(予約をしない。早く買いに行かないなど)のせいもあるので、これはもうしょうが無いと思ってます。まあそんな自分でもウェットティッシュが軒並み高騰したときはさすがに腹が立ちましたけどね。